双子妊娠36週、41歳。

大きくなりすぎたお腹。

信じられないくらい浮腫んだ足。

立つのも座るのも一苦労で、生活のあらゆる動作がしんどい。

管理入院するかどうか決めかねていた頃の、最後の妊婦健診の日のお話です。

入院前の検査も兼ねていたので、

採血をしたり、NSTをしたり、足の血管を診てもらったり…。

朝から夕方までほぼ病院。

妊婦健診というより、もはや一日仕事でした。

実はその前日の夜。

「お腹の中で何してるのー?!」

と思うくらい、双子たちが大暴れ。

しかもふたり同時に、今までで一番激しい胎動。

お腹は張るし痛いし苦しいしで、

ほとんど眠れず、夜中に夫に泣きつく始末。

そんなわけで、当日はかなりの寝不足でした。

あと数日で入院、その後帝王切開の予定。

女の子の成長は少し前から止まっていたけれど、

「もう少しだけ夫と二人の時間を過ごしたいな」

「元気ならこのまま家で過ごせたらいいな」

なんて、のんきに考えていました。

全部の検査が終わり、

最後に主治医の先生のエコー診察。

それまで穏やかだった先生の口調が、急に変わりました。

「男の子の臍の緒が出かかっています」

え?

「子宮口も1センチ開いています」

え?

頭が理解する前に、さらに続く説明。

「もしこの状態で破水したら、助からない可能性があります」

「障害が残る可能性もあります」

……頭が真っ白になりました。

その瞬間、

もう家に帰るという選択肢はなくなりました。

このまま緊急帝王切開。

もちろん、

何よりもまず二人とも助かってほしい。

でも、あまりにも急すぎる。

怖い。

ただただ怖い。

震える手で夫に連絡。

次々に渡される書類にサインをしていくけれど、

感情が追いつかなくて、文字がまったく頭に入ってこない。

さっきまで

「今日の夕飯どうしようかな」

なんて考えていたのに。

人生って数十分でこんなに変わるんだ。

言われるままに麻酔の準備が進み、

気づけば――

診察室で緊急帝王切開を告げられてから約1時間半後。

私は手術台の上にいました…