妊活中に「どのサプリを飲めばいいのか」と迷っていませんか。
この記事では、体外受精で双子を授かった私が、治療のステージごとに実際に飲んでいたサプリをまとめました。採卵の前・採卵から移植まで・妊娠してから、の3つに分けて紹介します。
私が体外受精を始めたのは39歳のときでした。途中で流産も経験し、簡単な道のりではありませんでした。それでも治療を続け、40歳のときの移植で双子を授かりました。
採卵では7個の卵が採れて、そのうち5個が胚盤胞(受精卵を5〜6日育てた状態)に育ちました。その中の2つが、今は私のそばで眠っています。
ただ、これはあくまで私個人の体験談です。体質や年齢、治療の内容によって必要なものは人それぞれ違います。授かれたのは治療そのもののおかげで、サプリはその横で私が続けていた習慣にすぎません。始める前には、通っているクリニックの医師や薬剤師に相談してください。
※記事と表紙に登場するサプリのパッケージはイメージです。実際の製品とは異なります。
そもそも、なぜ私がサプリに注目したのか
私は運動が苦手です。妊活にいいと聞く軽い運動も、正直まったく続きませんでした。
美容師の仕事はフルタイムで、生活のリズムも不規則です。食事の時間もバラバラで、生活そのものを整えるのは私には難しいことでした。
それでも赤ちゃんは望んでいました。自分でコントロールしにくいことばかりの中で、「時間や生活リズムに関係なく気を配れるもの」が私にとってはサプリだったのです。だから頼りきるのではなく、できることの1つとして取り入れました。
採卵前に意識していたサプリ
採卵前は、卵を育てる時期に不足しがちな栄養素を補うことを意識しました。私が飲んでいたのは、葉酸・コエンザイムQ10・マルチビタミン・アマニ油の4つです。
葉酸
葉酸は、妊娠する前から必要とされる栄養素です。おなかの赤ちゃんの神経管閉鎖障害(背骨や脳のもとになる部分の異常)が起こるリスクを下げるために、妊活中から妊娠初期の摂取がすすめられています。
目安は1日400〜800マイクログラムとされることが多いです。私は葉酸が入った妊活用のマルチビタミンで摂っていました。
コエンザイムQ10
コエンザイムQ10は、卵子のミトコンドリア(細胞のエネルギーを作る部分)の働きを助ける可能性が研究されている成分です。ただし、まだ研究段階のものも多いと理解しておくのが安心です。
35歳以上の方や、卵巣予備能(残っている卵の目安)が低めの方で使われることがあります。採卵の2〜3か月前から始める人が多いようで、私も早めに取り入れました。
マルチビタミンとビタミンD
食事だけで栄養を整えきれない自覚があったので、マルチビタミンで全体を底上げしました。
なかでもビタミンDは、不足している女性が少なくないと言われる栄養素です。血液検査で足りていないと分かれば補うのがすすめられます。あなたも一度、検査で自分の状態を確認しておくと選びやすくなります。
オメガ3(アマニ油)
アマニ油はオメガ3(EPA・DHAの仲間)を含む油です。体の炎症をおさえる働きや、体外受精の成績が良くなる可能性を示した研究もありますが、これも研究段階です。魚をあまり食べない私は、油で補うことにしました。
採卵後から移植までに続けたサプリ
採卵から移植までの時期は、体そのもののコンディションを整えることを意識しました。飲んでいたのは、葉酸・マルチビタミン・DHA・EPA・スピルリナです。
DHA・EPA(オメガ3)
このステージでもオメガ3は続けました。DHA・EPAは体の状態を整えることに関わるとされ、妊娠後は赤ちゃんの脳や目の発達にも関わる栄養素と言われています。魚が少ない食生活の人が、サプリで補うことを検討する成分です。
鉄について(私は要注意でした)
鉄は、採卵のときに出血があったり、もともと貧血ぎみだったりする場合に大切な栄養素です。妊娠すると体が必要とする量も増えます。
ただし、貧血がはっきりある場合は、市販のサプリより医師が処方する鉄剤が優先されることもあります。ここは自己判断せず、必ず主治医に確認してください。
スピルリナ
スピルリナは、私が体の底上げや体調管理のつもりで取り入れていた食品です。効果を約束するものではないので、「私が続けていたものの1つ」として軽く紹介するにとどめます。
妊娠してから飲んでいたサプリ
妊娠してからは、赤ちゃんの発育と自分の体調を意識しました。続けていたのは、葉酸・DHA・EPA・スピルリナ・プラズマ乳酸菌です。
葉酸は妊娠初期にも大切とされるので、そのまま続けました。DHA・EPAも、赤ちゃんの発達に関わる栄養素として飲み続けています。
プラズマ乳酸菌は、体調をくずしやすい時期の自分のために取り入れたものです。これも効果を断定できるものではなく、私の体調管理の一部でした。
まとめ:ステージで必要なものは変わる。これは私の一例です
妊活のサプリは、採卵前・移植まで・妊娠後で、意識する栄養素が少しずつ変わります。共通して支えになったのは、葉酸の入ったマルチビタミンとオメガ3でした。
もう一度お伝えします。これはあくまで私個人の体験談で、必要なサプリは体質・年齢・治療内容によって一人ひとり違います。まずは血液検査で自分に足りないものを確認し、始める前に必ず医師や薬剤師に相談してください。そのほうが、遠回りせずに自分に合うものを選べます。
運動も続かない、生活も不規則。そんな私にもできたのが、この「気を配る」でした。うまくいかない日があっても、あなたのペースで大丈夫。あなたの春も、きっとやってきます。
haru
サプリの前に、食事や生活で私が採卵までに変えたことは、こちらの記事にまとめています。
39歳、体外受精の採卵前に生活習慣を全改善した記録|夫婦の温度差とどう向き合ったか